【10】part②今まで感じたことのないどうしようもない゛おひとりさま”の寂しさ 

おひとりさま

遠距離恋愛の不安と予感

スイスからマルタ共和国まで

飛行機で3時間程度🌍🏖️

娘は留学する際、

すでにスイスに帰国していた彼(今のお婿さん)の実家で

2週間を過ごした後マルタへ行きました

それまでは海外での娘からの連絡がないと不安で不安で・・

でも近くに彼がいるという安心感は格別で、

「近くに彼がいると、こんなにも私の心は穏やかなのか」

連絡が無くても全く不安を感じず😊

・・・しかし、その一方で、私は

「この留学が終われば遠距離恋愛も冷めるだろう、

 自然消滅するだろうな」と、少し冷めた目で見ていました


マルタ留学、コロナ禍

数年前に一度マルタ留学を経験していた娘は、

午前中は語学学校、午後はパーティーと、

留学生活を謳歌していました

しかし、世界中を襲ったコロナ禍は、

娘の留学生活にも大きな影を落とします。

語学学校はコロナ陽性者が出て頻繁に休校となり、

娘もシェアハウスに閉じこもる日々が続きました

そんな中、救いの手を差し伸べてくれたのが、

スイス人の彼のお母様でした👩🏻‍🦰

「そんな休校ばっかりならスイスに遊びにおいで」と😭

飛行機代は娘が出したり彼が出してくれたりで

何度か娘を実家に招待してくれたそうです。


突然の同棲、そしてプロポーズ!

スイスでの滞在が続く中、彼の就職が決まり、

彼の一人暮らしを始める準備が進んでいました

そんな矢先、私のLINEに驚きのメッセージが届きます。

娘:「今スイスでアパート探してんねん」

私:「何?なんで?誰のアパート?」

娘:「一緒に住むアパート…」

私:「はぁ?何?なんで一緒に住むの?…え!?結婚すんの?」

  (軽い気持ちで聞いてみた)

娘:「うん…結婚するわ」

私:「はぁ?何?なんで?マルタ留学中やったんちゃうの??」

  まさかの展開に、プチパニックです!


標高の高い場所でのロマンチックなプロポーズ

後で娘から聞いた話によると

プロポーズの瞬間は、

まるで映画のワンシーンのようだったと

スイスでも登山⛰️やハイキング🥾を楽しんでいた二人

ある山の頂上で、娘が彼に

「リュックに入れてある、そのおやつ頂戴」

と何気なく言ったところ、

なんと彼のリュックから婚約指輪が!💍✨

彼から「結婚してほしい」とプロポーズされた娘🤗

・・・私の周囲からは「親としてそんな遠い所に嫁に出すのいいの?」

と心配の声もありましたが😓

お婿さん曰くは、娘とスイスで一緒に過ごす中で

娘の言動をよ~く見ており、

娘の良いと思うところを言葉で私に表現してくれ、

【この人と一緒にいたい】と…

一風変わり者の娘のことを深く理解し、

お婿さん『私も軽々しく結婚したいと言っている訳わけではありません。

 一緒に過ごし、この人だったら・・と思ったんです』

この言葉を信じて、受け入れてくれる姿に、私は

「彼がどこの国の人であろうと大事にしてくれそう🦾」

と感じたのです

そして😮世界が鎖国状態のコロナ禍ですよ😓

一緒にいるには結婚しかないと思ったのでしょう・・🤭


結婚準備、そして娘の旅立ち

留学していたはず⁉️の娘の結婚が決まり、

留学期間を終えるとすぐに結婚準備が始まりました

一度日本に帰国し、スイス大使館で必要な書類を手配

奈良県警察庁へ犯罪歴がないことの

証明書を発行してもらうなど、

国際結婚ならではの手続きを進めます

身の回りの荷物は段ボール数個にまとめ、

船便🚢と飛行便🛫で送りました

ちなみに船便は2か月ほど

かかると言われていましたが

半年たっても到着せず💦

諦めていたところ😭

郵便局に問い合わせ後、何故か⁉️

数日で届きました

主に衣類でしたが

特に傷んだりもしていませんでした😓

当時の郵便費用は今ほど高くなかったとはいえ、

それでもかなりの費用が😰


感動の旅立ち:関西国際空港での別れ

約4か月の準備期間を経て、

いよいよ結婚に向けてスイスへ

出発する日がやってきました😢

前日、娘からこれまでの感謝を伝える短い手紙と、

ちょっとした品物が手渡されたけど

特に今日ほど寂しいと感じる事もなく・・・😓

翌日、関西空港まで娘を送っていきました

空港チェックイン時、

帰りのチケットを購入していないことで

国際結婚だという証明や

彼のパスポートのコピーや

いろいろと書類を見せ、

少し時間はかかりましたが

片道チケットを発券してもらえました😮‍💨

「あー結婚するんやなー」🥹

あまり実感のないまま見送った娘の後ろ姿に、

私は少しおセンチになりましたが

今日ほどの寂しさ、孤独感は無かったです😃

国際結婚

スイスの国際結婚の条件で

【ある程度のコミュニケーション能力】が

必要とされ、娘は結婚後ドイツ語学校に

通いました

現在はドイツ語で仕事が出来る程度の語学が

身についています…多分💦

結婚についても、役所が設定した条件で

3ヶ月以内に役所で結婚式を行うとの事

これは【偽装結婚防止】のためだそうです

聞けば、婚姻相手の父親の名前も分からず

結婚しようとしていたカップルもいたとか…!🥶

そんなこんなであっという間に結婚式まで決まり

その当時は私も仕事や2匹の老犬の世話やコロナ禍で

残念ながら結婚式にも、式の後のささやかな披露宴

にも参加できず…😫

やっぱりねー、娘の結婚式って出たかったよねー

一人娘だし・・・・・。これは今でも心残り・・

正直…新婦の母である私…

置いてきぼりを食らっているようで…

だからこそどうしても何かしたいと

日本からこっそりお花を送りました

冒頭の写真がそれです

利用したのは【花キューピット】

ネットで色や花のイメージを入力して申し込むと

スイスの住所に前日に花を届けてくれるシステム

当時は30,000円ぐらいだったかな…

この花束で『新婦の母ここにあり!』と言う気持ちを

花に代弁してもらったつもりです(笑)

しかし…😒

花粉症がきつい娘…😓

花は部屋の隅の方に

追いやられていました😭

コメント

タイトルとURLをコピーしました