遠距離恋愛の不安と予感
スイスからマルタ共和国まで
飛行機で3時間程度🌍🏖️
娘は留学する際、
すでにスイスに帰国していた彼(今のお婿さん)の実家で
2週間を過ごした後マルタへ行きました
それまでは海外での娘からの連絡がないと不安で不安で・・
でも近くに彼がいるという安心感は格別で、
「近くに彼がいると、こんなにも私の心は穏やかなのか」
連絡が無くても全く不安を感じず😊
・・・しかし、その一方で、私は
「この留学が終われば遠距離恋愛も冷めるだろう、
自然消滅するだろうな」と、少し冷めた目で見ていました
マルタ留学、コロナ禍
数年前に一度マルタ留学を経験していた娘は、
午前中は語学学校、午後はパーティーと、
留学生活を謳歌していました
しかし、世界中を襲ったコロナ禍は、
娘の留学生活にも大きな影を落とします。
語学学校はコロナ陽性者が出て頻繁に休校となり、
娘もシェアハウスに閉じこもる日々が続きました
そんな中、救いの手を差し伸べてくれたのが、
スイス人の彼のお母様でした👩🏻🦰
「そんな休校ばっかりならスイスに遊びにおいで」と😭
飛行機代は娘が出したり彼が出してくれたりで
何度か娘を実家に招待してくれたそうです。
突然の同棲、そしてプロポーズ!
スイスでの滞在が続く中、彼の就職が決まり、
彼の一人暮らしを始める準備が進んでいました
そんな矢先、私のLINEに驚きのメッセージが届きます。
娘:「今スイスでアパート探してんねん」
私:「何?なんで?誰のアパート?」
娘:「一緒に住むアパート…」
私:「はぁ?何?なんで一緒に住むの?…え!?結婚すんの?」
(軽い気持ちで聞いてみた)
娘:「うん…結婚するわ」
私:「はぁ?何?なんで?マルタ留学中やったんちゃうの??」
まさかの展開に、プチパニックです!
標高の高い場所でのロマンチックなプロポーズ
後で娘から聞いた話によると
プロポーズの瞬間は、
まるで映画のワンシーンのようだったと
スイスでも登山⛰️やハイキング🥾を楽しんでいた二人
ある山の頂上で、娘が彼に
「リュックに入れてある、そのおやつ頂戴」
と何気なく言ったところ、
なんと彼のリュックから婚約指輪が!💍✨
彼から「結婚してほしい」とプロポーズされた娘🤗
・・・私の周囲からは「親としてそんな遠い所に嫁に出すのいいの?」
と心配の声もありましたが😓
お婿さん曰くは、娘とスイスで一緒に過ごす中で
娘の言動をよ~く見ており、
娘の良いと思うところを言葉で私に表現してくれ、
【この人と一緒にいたい】と…
一風変わり者の娘のことを深く理解し、
お婿さん『私も軽々しく結婚したいと言っている訳わけではありません。
一緒に過ごし、この人だったら・・と思ったんです』
この言葉を信じて、受け入れてくれる姿に、私は
「彼がどこの国の人であろうと大事にしてくれそう🦾」
と感じたのです
そして😮世界が鎖国状態のコロナ禍ですよ😓
一緒にいるには結婚しかないと思ったのでしょう・・🤭
結婚準備、そして娘の旅立ち
留学していたはず⁉️の娘の結婚が決まり、
留学期間を終えるとすぐに結婚準備が始まりました
一度日本に帰国し、スイス大使館で必要な書類を手配
奈良県警察庁へ犯罪歴がないことの
証明書を発行してもらうなど、
国際結婚ならではの手続きを進めます
身の回りの荷物は段ボール数個にまとめ、
船便🚢と飛行便🛫で送りました
ちなみに船便は2か月ほど
かかると言われていましたが
半年たっても到着せず💦
諦めていたところ😭
郵便局に問い合わせ後、何故か⁉️
数日で届きました
主に衣類でしたが
特に傷んだりもしていませんでした😓
当時の郵便費用は今ほど高くなかったとはいえ、
それでもかなりの費用が😰
感動の旅立ち:関西国際空港での別れ
約4か月の準備期間を経て、
いよいよ結婚に向けてスイスへ
出発する日がやってきました😢
前日、娘からこれまでの感謝を伝える短い手紙と、
ちょっとした品物が手渡されたけど
特に今日ほど寂しいと感じる事もなく・・・😓
翌日、関西空港まで娘を送っていきました


空港チェックイン時、
帰りのチケットを購入していないことで
国際結婚だという証明や
彼のパスポートのコピーや
いろいろと書類を見せ、
少し時間はかかりましたが
片道チケットを発券してもらえました😮💨
「あー結婚するんやなー」🥹
あまり実感のないまま見送った娘の後ろ姿に、
私は少しおセンチになりましたが
今日ほどの寂しさ、孤独感は無かったです😃
国際結婚
スイスの国際結婚の条件で
【ある程度のコミュニケーション能力】が
必要とされ、娘は結婚後ドイツ語学校に
通いました
現在はドイツ語で仕事が出来る程度の語学が
身についています…多分💦
結婚についても、役所が設定した条件で
3ヶ月以内に役所で結婚式を行うとの事
これは【偽装結婚防止】のためだそうです
聞けば、婚姻相手の父親の名前も分からず
結婚しようとしていたカップルもいたとか…!🥶
そんなこんなであっという間に結婚式まで決まり
その当時は私も仕事や2匹の老犬の世話やコロナ禍で
残念ながら結婚式にも、式の後のささやかな披露宴
にも参加できず…😫
やっぱりねー、娘の結婚式って出たかったよねー
一人娘だし・・・・・。これは今でも心残り・・
正直…新婦の母である私…
置いてきぼりを食らっているようで…
だからこそどうしても何かしたいと
日本からこっそりお花を送りました
冒頭の写真がそれです
利用したのは【花キューピット】
ネットで色や花のイメージを入力して申し込むと
スイスの住所に前日に花を届けてくれるシステム
当時は30,000円ぐらいだったかな…
この花束で『新婦の母ここにあり!』と言う気持ちを
花に代弁してもらったつもりです(笑)
しかし…😒
花粉症がきつい娘…😓
花は部屋の隅の方に
追いやられていました😭
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